グリフとザリン
「なーー少しでいいから付き合えってv」
グリフとザリン
「ごめんなさい、ミスターブラック。私これから図書室に行かないとならんのさ・・・」
・。日本人の魔法使いで腰まで伸びた黒く真っ直ぐな髪、くるんとした目に同い年とは思えないほど
幼い顔立ちをしている。が、おそらく東洋人特有のものだろう。
は憎らしい陰気なスリザリンの生徒なのだが彼女の空気はおよそスリザリンに合わない。
寮関係なく誰にでも同じように接し、その明るいく積極的な性格で思いを寄せる男子生徒は少なくない。
女子からも人気が高く、よくリリーと楽しそうに話をしている。
かくいうこの俺もに惚れているわけで・・・
「あぁ?こんなにいい天気なのにか?」
シリウスは「せっかく二人きりになれるチャンス!と思ってたのに」と恥ずかしがることもなく言った。
は(シリウスって本当正直だな)と思い「ごめんね」と申しわけなさそうに笑った。
「どうしても調べたいことがあるの。そのうちリリーやミスタールーピン達も誘って
ホグズミードに行きましょうvv」
「はあ〜俺はと二人で行きたいね」とシリウスはため息をついて「じゃ、またな」と踵を返していった。
「あっせブルス」
が図書室に入り席に着こうとしていたら斜め前に同じスリザリン生のセブルス・スネイプが
読書をしていた。セブルスは少し頭を上げ「あぁ、か・・・」と返事をした。が、
「なんだ?君の後ろにいる万年春モードな奴は」と不機嫌そうに言った。
(なんでがこんな奴といるんだっ)
は「えっ誰が?」と驚いて振り向くと、さっき廊下で別れたはずのシリウスが立っていた。
「えっ;ミッミスター・ブラック!?いつの間にいたの!?;;」はいるはずのないシリウスが
真後ろにいて
状況が把握できずにワタワタした。
「ん?調べものだろ?俺も手伝うぜ?早く終われば付き合えるだろ?vv」とに微笑んだ。
そして鋭い視線を目の前のセブルスに向け
「よお、万年蒼白男。今日も最高に白いな。」と悪態をついた。
(邪魔なんだよ、うせろ)
この瞬間図書室が凍った・・は気づかなかったが明らかに温度が10度は下がっただろう。
今、音もなくゴングが鳴った。
「ねえねえ、セブルスこの間の授業で出てきた薬草のことなんだけどね?」とがセブルスに聞いた。
セブルスはシリウスに勝ち誇った視線を送り
「あぁ・・その薬草か・・これはメグサリと非常に似ているからな。見分けが難しい・・・見分け方は・・・」
(っにゃろう・・)
「んーよしっ薬草関係は大丈夫ね!次は魔法生物飼育学の・・・・」
「、その教科ならまかせろv」
「ほんと!?やった!じゃあね、シリウス・・このガルフィーの・・・・」
シリウスはに見えぬように、セブルスに中指を突きたてた。(こわっ!!!)
(おのれ・・)
そんなやりとりが何回か繰り返され、1時間が過ぎた頃
「ったはー!終わった〜!!」は思いっきり伸びをした。
「いや〜二人がいてくれてよかったよ〜二人ともvありがとうねvv」
とシリウスとセブルスにニコッと微笑んだ
ドッキ−ーーーーン!!
めっちゃくちゃかわええーっ!!
男子生徒2名。茹でタコ状態でフリーズ中。
・・・・・しばらくお待ちください・・・・・・
っは!こうしてはいられん!!
先に意識を取り戻したのはセブルスだった。さっすが俊敏・狡猾スリザリン!!
「、先日の魔法薬学のレポートのことで見てもらいたいところがあるんだ」
こんな奴にを渡してたまるか!!
セブルスさん、目怖いです。
「ん?レポート?あっ自由課題研究のね!」
は自分の羊皮紙の束をまとめてセブルスの方に向き直った。
ここで黒犬覚醒
「おい、はこれから俺とデートなんだよ」
シリウスはの腕を優しく取りセブルスを睨んだ。
あぁ・・・・・シリウスさん後ろに「殺すぞ、コラ」オーラが・・・・
むかっ
「ふん。貴様の頭は年中遊ぶことしかないようだな・・・」
ぴしっ
「けっ。てめーの頭は勉学だけかよ、がり勉」
さすがに鈍感なでも目の前の二人のただならぬ気配を感じたようだ。
「ねー;ふっ二人とも?」
「、悪いが少し待ってくれ」
「さくやvちょーっと待ってな」
二人はに優しく微笑み、目の前の敵を睨みつけた。
ひいいぃぃぃぃっ!!獅子と蛇の睨み合いじゃ〜!!!怖い!怖すぎるー!!!
「大体な・・てめえは前っから気に食わねえんだよ」
「はっそれは我輩の台詞だ。毎回毎回授業を妨害しおってからに・・君には周りへの気配りというものがないのかね?」
「っけ、これだからガリ勉は!もかわいそうだぜ、授業外でこんな陰気な奴のくだらねえレポート付き合わされるなんてよ!」
「君こそどうなのかね?を無理やり誘っているようにしか見えないがね?」
ああ〜ヤバイです・・シリウスさん今にも殴りかかりそうです!!
さんもハラハラして見てますよ・・・・
「お取り込み中の所大変恐縮なのですが」
「うっせえ!」
「口出しせんでもらおう」
と二人が振り向くとそこには・・・・
図書室の管理人が・・・・あぁ・・怒って腕を組んでらっしゃいます・・・・
((しまった・・・・))と後悔しても後の祭り。
「目上の者に対して何ですか!その言葉遣いは!図書室では静かにしなさいと言っているでしょう!」
管理人さん・・貴方も声でかくなてます(汗)
「二人ともちょっといらっしゃい」と二人を図書室の置くにある管理人室へ連れて行った。
残されたは・・
「んー・・なんか私のことで揉めてたみたいだし・・待ってないとダメかな・・?」
偉いね、君は。
が手短な本を読んで待っていると、グリフィンドールのピーターペテグリューが図書室に入ってきた。
「あっミスター・ペテグリュー!!」
が「よっ」と軽く手をあげるとピーターは「あっこっこんにちは」との隣に座った。
「めずらしいね、一人で図書室にくるなんて。いつもはミスター・ルーピンと一緒なのに」
とが笑顔でいうと、ピーターは顔を赤くしながら
「うっうん!たまに一人でくるよ。ゆっくり読書したいから・・・」と読みかけの本を恥ずかしそうにに見せた。
「あっマグルの御伽話ね!私も大好きよvv」
「っほ本当?」っとピーターの顔がぱあっと明るくなった。
この後、とピーターが楽しく中庭で話をしているのを見てしまった例の二人は
そりゃあ、落ち込んだとか。
勝者ピーター?(笑)いやっ実は読書大好きなんですよ、さんは!
シリウスVSセブルスとかいいながらなぜ?ピーター?あははは(汗)
にっげろ〜!!ぴゅ〜〜〜〜ん!(書き逃げ)