「私はずっと傍にいます・・・愛しい人・・・・」












































+呪いー後編ー+

























そしてスネイプは目を閉じやがて穏やかな寝息をたてた。


眉間に皺がよってない優しそうな表情・・はクスッと小さく微笑み

スネイプの頭を優しく撫でた。



「貴方が良い夢を見られるように・・・」





そして彼の左腕の袖をそっと捲くる。











髑髏の紋章











は切り傷まみれのその腕をやさしく撫でた。



「後悔してるのね・・・教・・・・・・・セ・・セブルス・・」



初めて名前で呼んでみる。名前の主は深い眠りの中、無論返事は返ってくるはずもなく−

ぎこちなく呼んでみたものの、気恥ずかしくなりは顔を赤らめた。



























「セブルス・・・これからは一人で抱え込まないで・・?でもきっと無駄ね・・

貴方は人一倍強がりだから・・・」





は小さく笑った。

彼が寝やすいように、膝枕をしてやる。





「でも・・・・・それでも・・・・・私は貴方の力になりたいの」

彼の顔に触れてみる。

血色が悪く・・冷たい・・・

おそらく毎晩うなされているのであろう。

誰にも明かさず痛みに苦しんでいたのだろう・・・

は絞めつられるように胸が痛んだ。















「どうしたら貴方を悪夢から救えるのかな・・・・」

そしては肘掛に頭をもたれかけ、静かに眠りについた。























夢を見たの。







大きな声で言うのは恥ずかしいけど・・・

貴方と一緒に暮らす夢―

深緑の野原に小さな家、大きな犬がいて・・・・・・・そして・・・

そして・・私達の子供がいて・・・貴方も私も幸せそうに笑っていて・・・







貴方が私の耳元で囁いたの



「愛してる」







優しく微笑んでくれる貴方が愛しくて・・嬉しくて

私はこう囁いた















「私も」

























現実の世界で貴方はそう言ってくれるかな・・・・・












































あぁ・・・私もうすぐこの世界からさよならしなくちゃ・・・

戻らないと・・現実の世界へ・・・







目が覚めたらきっといつもと変わらず不機嫌そうな貴方がいることでしょう・・

でも、わたしは貴方の傍に・・・ずっと・・

拭えない過去で潰されそうな時は、どうか・・私にもたれてかかってほしいよ



















今は・・そう・・今のままのシアワセをどうかケサナイデ・・・・





























さあ戻りましょう。

苦痛と落胆が渦巻く世界へ、本当の貴方がいる世界へ





ともに行きましょう?






消えることのない印を纏いながら・・・











































それでも・・・・・



























いつかは・・・



















































消えると信じて






















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自爆・・・派手に自爆・・・

そして暗い。

ってかまだ、連載始まって間もないのに番外ってありえん!