「、今日は変わったことはなかったかね?」
「んー」
「紅茶が入ったぞ」
「みー」
「明日出かけようかと思うのだが、も行くかね?」
「めー」
「」
「!あっあ〜返してぇ〜」
「ビーズ」
先ほどから話しかけているのにの返事はずっとこんな感じで。
スネイプはイラつきを覚え机から立ち上がってが座っているソファに大股に歩み寄り、からそれを取りあげた。
それはが今夢中になっているビーズアクセサリー。
作りかけのそれからパラパラとビーズがこぼれ落ちて床に小さく乾いた音が響いた。
は頬を膨らましながらスネイプから取り返そうとする。
「もうっセブっ返してよぉ」
だが意地の悪い笑みを浮かべて全く返そうとしないスネイプにはむっとした表情を見せた。
「むぅ・・そうくるならこっちだって・・」
は持ってきたポーチの中からテグスとビーズが入った小瓶を取り出すと、ビーズをテグスに通し始めた。
アクアブルーのビーズが一つ一つ丁寧にテグスに通されていく。形ができていくビーズ細工に暖炉の火が柔らかく照らし出されて。
もしこの場面に遭遇した者はそのビーズ細工の美しさに思わず感動の溜め息がこぼれていたことだろう。
だがそんなビーズ細工とに、スネイプは苛立ちを隠さないでいた。
とスネイプは生徒と教師、そして恋人同士であった。
だがそれは誰にも明かせない秘密の関係で・・はグリフィンドールの生徒、
スネイプはサクヤが在籍している寮のライバルであるスリザリンの寮監なのだから・・
もしかしたらダンブルドア校長は二人のことを知っているかもしれないが。
授業はもちろんのこと、廊下ですれ違う時や大広間で会った時は教師と生徒を演じて。
だから放課後のこの時間は少ない唯一の恋人の時間。それなのには1週間程前からビーズに夢中で。
最初はスネイプもが一生懸命アクセサリーを作る姿に優しく微笑んでいた。
彼自身レポートの採点などで手が放せないことがしばしあったので、に退屈させないですむからだ。
だが最近はスネイプが仕事をしていなくてもはビーズに夢中で。もちろんスネイプはおもしろくない。
スネイプはの隣に腰をおろしを抱きよせた。
「むぅ。セブ、作りづらい〜。」
はビーズがくずれないようにしっかりと持ってスネイプを睨みつける。
だがスネイプはしっかりとを抱きよせたままビクともしない。
「も〜セブ〜放してぇ」
「・・・・・」
「セブた〜んv」
「・・・・(怒)」
スネイプの腕に収まりながらはもぞもぞと動くがスネイプは一行にを放そうとしない。
は微笑みながら小さく溜め息を着くと、カランとビーズアクセサリーを置いた。
そっとスネイプを抱き返す。
「嫉妬も〜ん♪」
「うるさい」
「大人げな〜い」
「お前のせいだ」
2人見つめ合って、一瞬、軽く噴出すとまたそっと抱きしめあった。
数日後、スネイプの手首にアクアブルーのビーズで作られてブレスレッドが優しく光っていたのは
また別のお話・・・・
8700番ゲッターさゆり様に捧げる教授夢。
好きなことができたヒロインに教授が嫉妬するというリクエスト
誰が最後甘くしろと・・・しかも短い。す・・・すいません・・
おちがないドリームになってしまいました・・
このドリームはさゆり様のみお持ち帰りできます。