<script language="JavaScript"> <!-- document.write( name2 ); // --> </script><script language="JavaScript"> <!-- document.write( name1 ); // --> </script>さまへのキリリク

































「ひだまり」





















































一日の全ての授業を終え、スネイプは職員室から自室へ戻るところだった。







ひんやりとした廊下に、緩い日の光がところどころに陽だまりを作る。

そんな穏やかな風景にスネイプは思わず目を細めた。

ふと窓から裏庭を見やると、一人のグリフィンドールの女子生徒がベンチに座って読書しているのを見つけた。





ではないか・・・ローブも着ずに・・風邪をひくぞ・・・」





スネイプは少し眉間に皺を寄せて呟いた。

このグリフィンドール生・・。日本から来た魔女で、長い黒髪に黒曜石のような綺麗な瞳・・・

そして・・・はスネイプの恋人で・・・・スネイプは教師では生徒。

そんな立場から2人の関係はごく限られた人物(教師)しか知らない・・・





愛しい恋人が読書する姿を窓から眺める自分。しかもその恋人はこちらには気づかないでいて・・・

スネイプはちょっと優越感に浸りながらも、ローブを着ていないが心配になった。

いくら晴れているからといってももう10月下旬だ。風も冷たくなってきている。

スネイプはの元へ行こうと踵を返そうとした瞬間・・・







「!!??」





スネイプは窓かじりついて裏庭を・・いやに近づいてきた人物を凝視した・・・

















































「やあ、。ローブも着ないでここにいるなんて・・風邪引くよ?」





「こんにちは!ルーピン先生!・・・・んーちょっと寒いかな・・・」





そう「てへっ」と笑うにルーピンは自分のローブを脱ぎ、にかけてやる。





驚いて「先生が風邪ひいちゃうよ!?」とローブを脱ごうとするを優しく制し、

の隣に腰をかけた。











「・・・・で、セブルスとはうまくいっているかい?」





突然聞かれて、はバサッと読んでいた本を落としてしまった。

チラッとルーピンをみるとニコニコとに微笑んでいる。

は小さく笑って



「はい・・スネイプ先生は優しいですよ?」



と空を見上げて言った。

ルーピンは2人の関係を知っているごく少ない人物の一人。

他に知っているのはダンブルドア校長とマクゴナガル先生だけ。



「でも・・・・・・」





少しだけ、の顔が曇る。







「スネイプ先生・・・最近忙しくて・・その・・・・」





「あまり相手してくれない?」





そう続けるルーピンにこくんと黙って頷く。



「わかっているんです・・時期的にも・・忙しい時ですから・・・でも・・・・」





そう俯くにルーピンは空を見上げた。





(じゃあ・・・僕ではダメかい?僕はセブルスみたいにかまってやらない。なんてことはしない・・・・

君に淋しい思いはさせないから・・・)





「でも・・・心配なんです。睡眠も満足にとってないみたいで・・・私の相手よりもスネイプ先生の体調が・・・」







(あぁ・・・・そうか・・・君はそれでもセブルスの心配をしてあげるんだね)





ルーピンは淋しそうに笑う。



「・・・・ルスにはかなわないな・・・」





そう小さく呟いたが、の耳には届くことはなかった。





















































!」





スネイプが少し慌てた表情で歩いてくる。歩き方もいつもより早めで・・・

は「あっ」と小さい声をあげ、立ち上がりスネイプの元へ駆け寄った。





「先生、どうし・・・・」

「ローブも着ずに風邪をひくだろうが!」



少し張り上げられた声に言葉を遮られ、は目を丸くした。



そんな2人やり取りを目を細め微笑みながらルーピンは見つめていたが、



「さて・・・僕は行くとしよう・・・」



そうゆっくりと立ち上がった。は「ローブありがとうございました」と綺麗に微笑み

ルーピンにローブを返した。ルーピンは優しく微笑んでローブを受け取り、

校内へと歩いていく。スネイプの横を通る時、彼にしか聞こえない声で囁く。



「彼女に心配かけさせちゃだめだよ?」





スネイプは一瞬眉をひそめ、ルーピンを見たがルーピンはスネイプににっこりと微笑むとそれ以上は

何もいわずに校内へと歩いていった。





























































「くしゅんっ」







地下牢のスネイプの自室では小さいくしゃみをした。

スネイプは「ほれみろ」と呆れ顔で、ゴブレットを差し出す。

受け取りながら「へへへ」と笑ってみせる。

ソファに腰をおろし、思いついたようにスネイプは口を開いた。





「時に・・・ルーピンは何か言ってきたのかね?」





そう少し落ち着きのない様子で聞いてくるスネイプには不思議そうな顔をした。





「いえ・・・何も・・・・なんで?」





そうスネイプの横に座り顔を覗きこむ。スネイプは少し戸惑ったように黙り込み、

の頬に優しく手を置いた。





「情けないな・・・・我輩は・・嫉妬していた・・」





そう自嘲の笑みを浮かべるスネィプには呆然とした。

先生も嫉妬することあるんだ・・・そうぼんやりと考え、ニッコリと笑う。





「いやだな・・先生ったら・・大丈夫だよ」





「わかっておる」





そうを抱き寄せ頭を優しくなでる。そんなスネイプの行動には従い、

スネイプの胸に顔をうずめる。





「先生・・ちょっと自意識過剰・・・・」





「なんとでもいえ」











久しぶりだな・・・・先生とこんな風に過ごすの・・・

先生・・・あったかい・・・

まるで・・・・ひだまりみたい・・・・



だんだん、視界がまどろみいつの間にかはスネイプの腕の中で眠ってしまった。

のかわいい寝顔を愛しく見つめているうちにスネイプも瞼が重くなるのを感じた。









































































「セブルス〜・・・薬もらいにきた・・・よって・・・あれ?」



やがて薬をもらいに訪ねてきたルーピンが寄り添って寝ている二人を見つけた。



「あーもう・・・見せ付けてくれるよ・・・まあ・・・ひとまず彼女の心配事は解消されたわけだけどね」





そう、微笑んでルーピンは2人を起こさぬように部屋から出て行こうとした。





「あ・・・ひだまり・・・・」





明かりを取るための小さい窓から一筋の太陽の光が差し込んで、2人を優しく包んでいた。
















1700番ゲッター様・つじゆきえ様への教授夢・・・教授?

リクエストは教授と甘い夢で、ルーピンも登場させてのことでしたが・・・

教授夢?甘い?・・・・ごめんなさい!甘くないです!!(T^T)

しかもルーピン出張ってて教授影薄っ・・・・
こんな夢でもうしわけございません!!







このドリームはつじゆきえ様のみお持ち帰りができます。

(変換の都合上、あとがきでのお名前がひらがなになってしまいました
申し訳ありません!)