ホグワーツでの一年が終わり、今日から夏休み。
今日くらい寝坊したっていいよね?






































+サマーバケーション サマープリンセス+





















「クルル〜v」



「みゅ〜あと10分〜v」








太陽がだいぶ高くなってきた午前。
昨晩出かけていたふくろうのヌイが、悠々と気持ち良さげにお寝坊をしている少女の頬に擦り寄った。
ふわふわの羽毛がくすぐったくて、目を閉じながらくすくすと肩をすぼせると、ゆっくりと寝返りを打つ。













「クルックウッv」




















ドス



















「ったあいっ!」








まどろみかけた意識に、突如後頭部に激痛が走った。

遠のいていた意識は一瞬にして鮮明によみがえり、じんわりと痛みが波のように広がってくる。
ガバッと勢いよく起き上がり、苦痛の表情で頭を抱え込んでいれば、
ヌイが嬉しそうに頬へと顔を摺り寄せてくる。



「もうっ!!何をするのよ!ヌイ!!」


「クッルv」


「かわいこぶってもだめだからね!!って・・あれ?手紙?」


「ルッv」




涙目になりながらもキッと力強くヌイを睨みつけるが、ヌイは嬉しそうにパタパタと羽根を広げて
手紙を少女へと差し出してくる。



宛て   ホグワーツより」


薄緑の封筒に書かれている文字には思わず目を見開いた。
夏休みに入ったばかりだというのに、もうホグワーツから新学期の案内だろうか?
いつもなら夏休みの終盤に届くというのに。
不思議に思いつつ封を開いてみると、ココナッツの甘い香りがあたりにふんわりと漂った。
便箋を開けば、ミャアミャアとウミネコの鳴き声と、海の波の音が部屋中に心地よく響き渡る。



「えっと・・・前略、楽しい夏休みのはじまりにすでに羽根を伸ばしている者も
おるじゃろうが、ホグワーツより特別サマーバケーションのお知らせじゃvフォッフォッフォッ・・・

首謀者は校長先生か;マクゴナガル先生の疲れた表情が目に浮かぶよー」


そう自分の寮監であるマクゴナガル先生が、校長先生に意見をしている様を想像しながら
苦笑いをすると、は続きへと目を走らせた。
長期休暇に交流をということで、南の島を一つ借りきったらしい。
「さすが校長先生!」と相槌を打ちつつも、の表情はどんどんと明るくなっていく。
1泊2日で参加は自由、コテージでのパーティに海水浴、花火・スイカ割りv
スイカ割りという5文字を見つけた瞬間、は思わず噴出して笑った。
そういえば、いつだか校長先生にスイカ割りのことを話したっけ?
「参加希望者はすぐにふくろう便で返信のこと」という記述に、はすぐにペンを取り出して
羊皮紙に名前を書き込んだ。
「早く早くv」と急かすように嘴をカチカチ鳴らしているヌイの頭を優しく撫でると、
羊皮紙をくわえさせる。
真っ青な空を飛んでいくヌイを見送りながら、今年の夏は特別なことが起きそうだと
はにっこりと微笑んだ。

「ハリー達もくるかなv」





何度も荷物を確かめて、いよいよ島へ出かける日。
電話やふくろうのやりとりで、仲の良いハリー、ロン、ハーマイオニーも来るというので
さらに胸が期待に膨らむ。
さらっと心地よい麻のワンピースの裾を躍らせながら、は元気に「行ってきますv」と
家を出た。




























「わーvドラコも来てたんだーvvv」


「・・・・ふん。休みの日まで学校行事に関わりたくなかったのだがな」


「ふーん」


ポートキーを用いての島への集合で、が島へ到着するとすぐにドラコとばったり会った。
ニッコリと笑ってみせるにほんの少し頬を染めながら、舌打ちをする。
だが、ドラコの後ろにいたクラッブとゴイルはにやりと顔を見合わせるとそっと
小声で呟いた。


「本当はね、マルフォィすっごい来たがってたんだ」

「なぜならさ、今日の合宿に」


「おい」


ニヤニヤと笑っている二人の表情が一気に青ざめた、青筋を浮き立たせながらドラコが二人を睨んでいる。
二人の首を掴みながら、に「後でな」と素っ気無く言うとコテージへと足早に歩いていってしまった。


「今日の合宿に何があったからかな??」


「なんだろうねv」


「うわっ。わーハリー!!ロン!!ハーマイオニーもぉ!」


独り言で呟いた言葉に返事が返ってきて、驚いて振り向けばハリーがにっこりと立っていた。
ハリーに抱きつきながら、ちょっと顔を顰めているロンとハーマイオニーにもにっこりと笑顔を向ける。
の笑顔にロンとハーマイオニーもにっこりと微笑んだ。


「きゃvのワンピース姿かわいいわvv」


ハーマイオニーがハリーを押しのけてに抱きついた。
ハリーは一瞬ムッとした表情を浮かべるが、のかわいいワンピース姿に頬を緩ませる。

ホグワーツはイギリスにある学校で、生徒もほとんどがイギリスまたは近辺に在住している。
はそのなかでも珍しい日本からの生徒だった。西洋の生徒達はとても大人びいているのに
東洋人のは小柄で実際の年齢よりもかなり低く見える。
そして、まるで子猫のような仕草に多くの生徒がをかわいがっていた。
また、寮関係なくにこやかに接する人柄も人気を掴んでいるといえよう。
背中まである黒く艶やかな髪を、夏らしく爽やかな緩めのアップにし、さっくりとした麻のワンピースが
なんとも夏らしい。
ロンがの横に立ち、「かわいい!」と何度も繰り返す。





「「南国の姫君〜vvv」」


「「「出た・・」」」



後ろの方から学校でもよく聞くフレーズが聞こえてきて、ハリー・ロン・ハーマイオニーはわずかに表情を顰めた。
振り返れば、やはりその人物で。フレッドとジョージが満面の笑みでに抱きつく。



「きゃっ・・わあvフレッドとジョージだあvv」


「ちょっと!!お兄ちゃんたち邪魔よ!きゃあーvーv今日もかわいいわv」


「にゃあvジニーvv」


「おいおい、はジニーよりお姉さんだろうが」


「む・・いいの!!チャーリー兄さん!はかわいいんだから!!」


「あれあれ?チャーリーさんも来たの?」



ジニーに抱きつかれながら、にっこりとはチャーリーに笑顔を向けた。
の頭を撫でながらチャーリーもにっこりと微笑み返す。
フレッドとジョージはつまらなそうに口を尖らせていた。


「ああvダンブルドア校長先生が特別兄弟全員招待してくれたんだ!
ビルにパーシーも来てるよ」


「おっじゃないかv」

「わービルさんだー・・・!?ってわあっ」


にっこりと笑ってチャーリーが後ろを向くと、ビルとパーシーがニコニコとこちらへ歩いてきた。
ビルがの頭を撫で、にっこりと微笑むとそのままを抱きあげる。
驚くに笑いながら「かっわいいなー」とそのまま持ち去ろうとした。



「待てビル!!」


「なーんてなv」





コテージに荷物を置くと同時に、ダンブルドア校長先生とマクゴナガル先生そして、
スネイプ先生が姿現しをしてきた。三人ともホグワーツでは見ることのできない夏らしい
服装には思わずニコニコと笑った。スネイプ先生はとても不機嫌そうに眉間に皺を寄せていて、
頭からつま先まで黒い夏用の服装だった。きっと、この夏の合宿に猛反対したうえに、
強制的に連れてこられたのだろう・・。
ダンブルドア校長先生がパンパンと手を叩き、集まっている生徒達+ゲストを静かにさせた。



「おおいに遊べv」



そのひとことに参加者達は喜びの歓声をあげ、海へと走り出した。














「にゃ〜vv海ぃ!!」


「こらっ!!ちゃんと準備体操をしてからだよ」


海へと走り出したをパーシーががっしりと押さえつけた。
「めっ」と笑うパーシーに首をすくめると、やハリー達はパーシーにならって
準備体操をする。


「へへv水着着てきちゃったんだv」

「あら?私もよv」


準備体操を終えて恥ずかしそうに頭をかくにハーマイオニーは悪戯っぽくウインクをした。


「さあv泳ぎましょうv」

「うんv」


勢いよくワンピースを脱ぎ去って、海へと走り出す。
は青空に合った、スカイブルーの水着。ハーマイオニーはハイビスカスの絵柄が入った
セクシーな水着で、ジニーは髪の色に良くあったホワイトの水着だ。
の水着姿を見たハリー達は一瞬にして固まってしまった。
ハーマイオニーとジニーの水着姿も胸を高鳴らせるが、は格別だった。
ホグワーツの制服や私服姿はかわいい容姿だったのに、の水着姿はボディラインが
綺麗に強調され、すらりと伸びた手足がいつもより、大人びた印象を与える。
ハリー達はしばらくに釘付けになっていた。



「やあv今日のはなんともセクシーだねv」

「南国の女神ってなv」

「ははーvシリウスうまいねーv」



聞きなれた声に、のんびりとした会話がハリー達の耳を掠めた。
表情を強張らせて振り返れば、そこには何を考えているのか分からない笑みを浮かべているルーピンと
思いっきりニヤついているシリウスが立っていた。


「ル・・ルーピン先生にシリウス;」

「やvハリーなんだい?その嫌そうな顔はv」

「ううん・・べつに;」

ハリーが嫌そうな顔になるのも無理はない。なんたってルーピンとシリウスはかわいいの虜なのだから。
先ほどまでまったく姿を見なかったので、を狙うライバルが限られ胸を撫で下ろしていたというのに!!
それはロンやフレッド、ジョージ達も同意見のようだった。
同級生や兄弟たちならなんとか出し抜ける!!だけど、この二人は要注意・・
今男たちの間で高々にコングが鳴り響いた音が聞こえたとか。







ピピー!!




「ミス・。あとグレンジャーにウィーズリー!!それ以上は沖に出るのは禁止だ」




とハーマイオニー、ジニーが沖近くまで泳いできたとき、突然頭上から笛の音が聞こえてきて、
低い聞きなれた声が降ってきた。見上げれば崖の上でスネイプが椅子に腰を下ろし、
本を片手に見下ろしている。を優しく呼び止めたあと、眉間に皺をよせてハーマイオニーと
ジニーを睨みつけた。渋々と戻っていくハーマイオニーとジニーに続こうとしただが、
にっこりとスネイプを見上げて声を大きくした。


「スネイプ先生〜!泳がないのですか?気持ち良いですよvv」


せっかくの常夏の島の休日なのに、読書だなんてもったいないであろう。
それにダンブルドア校長先生にマクゴナガル先生も浜辺でのんびりと寛いでいるのだ、
沖への境界線は魔法などを施して出れないようにして、スネイプ先生も休日を楽しめばいいのにと
は思ったのだ。けれどもスネイプは本から顔を上げてを見つめると
普段学校では見られない優しい表情で首を振ってみせた。


「海水は合わないのでな」

「そうなんですか〜・・」

「さ。もう少し浜辺の方で遊びなさい」

「はいv」


にっこりと微笑むと、はハーマイオニー達の後へと泳ぎだした。
その姿を見送ると再び本へと視線をおろす。その表情はとても嬉しそうで。





「よっしゃあ!!スイカ割りだ!!マルフォイを埋めろぉ!!」

「!!なんで僕が埋まらなきゃいけない!!って放せ!クラッブ!ゴイル!!」



シェーマスの意気揚々とした一言にスイカ割がはじまり、ダミーとしてドラコが犠牲になった。
ダンブルドアとマクゴナガルは大きなグラスにストローを2本さして仲良く語らい、
クリービー兄弟は砂で城をこしらえている。その城をフレッドとジョージが楽しそうに
踏みつけて兄弟は泣きそうになっていた。
ビルがの髪にハイビスカスの花をつけ抱きかかえ去ろうとすれば、
ルーピンの容赦ない黒い笑みビームがビルをさしぬいた。シリウスがをバナナボートに誘うと
ハリーとロンもついてきてジーとシリウスを見張る。
楽しい時間はあっという間に過ぎて、陽は徐々に傾きはじめていた。
夕食のパーティまで皆それぞれ自由に過ごしていたが、大半が泳ぎに疲れてコテージの部屋で
のんびりと過ごしていた。
同室となった、ハーマイオニーそしてジニーものんびりと島風を頬に感じながらデッキに出て涼んでいた。




「もうひと泳ぎしてこようかなv」

「ぇえ!!まだそんな元気があるのぉ!

「へへへーv」


勢いよく立ち上がったに、ハーマイオニーとジニーは驚いて目を丸くした。
ほんの少しだけだよっとすばやくもう一着用意していた水着をワンピースの下に着込んで
浜辺へと走っていく。
真っ赤に染まった大空に、心地よい波の音が耳を掠める。
ワンピースを椰子の根元にかけたの姿は、今度は薄いブルーのセパレートの水着。
サクリと砂浜に着けば思わず目を見張った。



「え・・・あれ?」



たしか海水は合わないと言っていたよね?



昼、海水浴を楽しんでいる時に、崖の上から優しい表情でを見下ろしていた人物は
傾きかけた夕陽に照らされ、海の中でゆっくりと泳いでいた。
いつも不機嫌そうな表情に頭からつま先まで黒に身を包んでいるスネイプ。
あまり体調が良いとは思えないその体は思いの他鍛え上げられていた。




「キューッ」





突然海面が盛り上がり飛び上がった物体に、は思わず肩をすくめた。
イルカだ。
数頭のイルカがスネイプの周りをのんびりと泳ぎ、時折高々とジャンプをする。
そしてそのイルカに笑みをこぼすスネイプに思わずは頬が熱くなるのを感じた。






パチャン



イルカと戯れるスネイプに引き寄せられるように、無意識の内に体が動いていたのだろうか。
ハッと我に返ればは、踝のところまでかかる程度まで海水に入っていた。





「ミス・?」





低く暖かみのある声がして、慌ててスネイプを見やれば少し驚いたようなスネイプが
ジッとを見つめていた。



「あっ・・その;こんにちは;」


わたわたと取り乱しながら、ぺこりとお辞儀をするにスネイプは小さく笑い
気まずそうに頭をかいた。
はニコニコと微笑みながらスネイプの方へと歩いていく。
パシャパシャと軽い水音がの足の周りを取り巻いた。



「見られたか・・」


「海水が合わないわけではなかったのですね!どうして昼間泳がなかったのですか?」


「・・・うるさい阿呆共(おそらくシリウス筆頭)の中で泳ぐ気にはなれなかったのでな」

「え?」

「いや・・気分だ。ときにミス・このことは秘密にしていてくれたまえ」



「どうしてですか?」と口を開く前に、スネイプは周りを泳ぐイルカに何か指で合図をした。
そして、の腕を優しく掴んで引き寄せ合図をしたイルカの前に立たせる。


「え?スネイプ先生?」


「何事も秘密主義なのでね。もし約束してくれたならイルカの祝福が得られよう」

「本当?!」

「約束してくれるかね?」

「もちろんですv」


の肩に手を置いて、顔を覗き込んでくるスネイプにニッコリと微笑んで頷くと、
スネイプも笑って小さく頷いた。そしての隣に立ち屈むようにと促され少しイルカへと屈めば
「キュウv」っとイルカがひと鳴きして、の頬に軽くキスをした。
嬉しそうに目を細めるを、スネイプは愛し気に見つめていた。
一緒に泳ぎましょうよvとせがむに小さく笑ってみせれば、の表情がパアっと明るくなる。



「へへーvやったーvって、きゃっ」


「ミス・っ」


わーいと両手を挙げて海の中でぴょんぴょん跳ねていたが、砂に足を取られてバランスを崩してしまった。
スネイプへと倒れかけた体を、慌ててスネイプは支えようとするがスネイプも砂に足を取られて
バランスを崩してしまう。











バシャン!!



と大きな音を立ててとスネイプは海の中へと倒れこんだ。
イルカが驚き声を上げて、二人の周りを慌しく泳ぎ回る。






「・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・;;;;;;;;にゃー!!





はしばらく自分の身に起きた事が理解できなかった。
スネイプが下敷きになってくれて、スネイプの顔が目の前にある。でもってなんか唇に感触があって・・・
急回転した思考には一気に顔を真っ赤にさせた。
慌てて、スネイプの上から離れてスネイプの腕を掴んで引き上げようとする。



「わー!わー!!先生ごめんなさいぃ!!うぅ・・先生の貴重な唇に触れてしまってごめんなさいー!!
押し倒してごめんなさい!!でも事故的だけどファーストキスが先生でちょっとラッキーかな?って
みゃー!本当にごめんなさい!!」




顔を真っ赤にさせて一気に巻くしたてながら、必死に自分を引き立たせようとしているに、
スネイプは弾かれたように声を出して笑った。 
少し涙ぐんでいるを砂底に座っている自分へと引き落とせば、「みゃっ」と猫のような
声を出し、驚いた表情が再び目の前に迫る。



「本当にぃ・・ごめんなさい;」


とても情けない表情に、スネイプは再び体の奥底から笑いがこみ上げてきた。
喉元で「ククク・・」と笑えば、自分の膝の上にちょこんと乗っているの顔がますます赤くなる。
今ある夕陽に負けないほどの。
ようやく笑いを抑えたスネイプはそっとの背中に腕を回し、そのまま抱きかかえるように
立ち上がった。静かに立たせてやれば、再びイルカが二人の周りを嬉しそうにぐるぐると泳ぎ回る。



「君のファーストキスを事故的にでも奪えてよかったな」


「・・・・・・??・・・・ほえ?」


必死に顔のほてりを冷まそうと、海水を頬に当てているの顔を覗き込みながら呟けば、
不思議そうに首を傾げてくると目が合った。必死に言葉を思い出そうとしている
少女に優しく微笑んでやれば、ようやく理解したのであろう、冷めかけた少女の顔に再び紅潮の波が押し寄せる。
みれば、首まで真っ赤だ。これは海焼けによるものではないであろう。
スネイプが紡いだ言葉に、はあわあわと口篭らせ意味不明にパタパタと手を動かしている。



「どうしよう・・;夏バテっていうか・・;スネイプ先生バテ?」



少女の言葉にスネイプは再び小さく噴出すと、そっとの手を取り再び沖合いの方へと歩き出した。
驚いているに笑いながら、スネイプへと擦り寄ってくるイルカの背中をそっと撫でる。



「では、海で体を冷ますといい」



はもう驚いて顔を真っ赤にさせることはなかった。
ほんのりとピンク色に頬を染めて、キュウッと少しだけ強くスネイプの手を握り返す。
にも擦り寄ってきたイルカににっこりと微笑ながら、ぱしゃりと海面を撫でた。


夕陽に照らされ、イルカ達と泳ぐとスネイプにダンブルドアとマクゴナガルは優しく微笑み、
ハーマイオニーとジニーは目をうっとりさせ、ハリーやシリウス達は苦虫を噛み潰したような表情で
コテージから見つめていたなど、二人は知る由もなかっただろう。


ココナツの樹がサラサラと心地よく揺れて二人を見守っていたことにも。





南国のサマープリンセスの心を射止めたのは、イルカを従えた王子様かな?













27050番ゲッター琉嘉様に送ります、海を舞台にした逆ハー教授夢!!
・・・逆ハー?(ぉおい)個人的に南国に行きたくて;
それを勝手にリンクさせていただきました。スネイプ教授「秘密に」って言ってたけど
見られてるから(笑)UPが遅れたうえに、消化しきれてない内容で申し訳ございませんでした!!

このドリームは琉嘉様のみお持ち帰りができます。(06・30・2004)