自己中な大人
「あっ!明日はダメっす、ハリー達とホグズミードに行くんで」
「自己中な大人」
ピシッ
室内の空気が一瞬にして凍りつく・・・
薄暗い地下牢の研究室。この部屋の主である、セブルス・スネイプ 35歳 職業・ホグワーツ魔法学校「魔法薬学」教師
・・・・は殺気立ったオーラを身に纏い、目の前にいる少女を睨んだ。
彼の前には赤と黄色のネクタイ・獅子の紋章が着いているローブ・・・・そう、セブルス・スネイプ 35歳 職業・・以下省略・・が
目の敵にしているグリフィンドールの生徒・・・ちなみに四年生。睨みつけられているのにも関わらず、両足をぶらぶらさせながら
ソファにちょこんと座っている。
実はセブルス・スネイプとこの少女。教師と生徒・・・・確かに・・・・だけど実はそれ以上の関係・・・つまり恋人同士。
20も歳が離れているけど「恋には年齢関係ナッシングv」と少女談。
スネイプ氏も同意見でー
とにかく二人は秘密の恋人同士!なんだけど・・・なにやら様子が変・・・・
「我輩の聞き間違いかね?。今何と言ったのかね?」
「いんやぁ、セブルスの耳は異常なほど正常っすよ。もうっ地獄耳!明日はハリー達とホグズミードに行くので先生と過ごせませんっす」
「悪かったな、どうせ地獄耳だ。誰が行っていいと行った。」
「へっ?だって四年生になったら許可取らなくても行けるんだよ?」
「今、校則を変えた。よってミス・はホグズミード行き禁止。明日は我輩とここで過ごす。以上」
「あ?」
の額にピキッ怒りのマークが浮き出る。
「なに、勝手に校則変えてるんすか!!ずっと前からハリー達と約束してたんだよ!!??」
"ハリー"と聞いて更に不機嫌になるスネイプ・・・皺が・・・眉間に集まっておりまっす。
「ホグズミードなどいつでも行けるではないか」
「先生ともいつでも会えます」
「貴重な我輩との時間だぞ」
「友達との時間も貴重です」
バアァンッ!!
普段から土気色の顔をさらに土色にし、怒りに任せスネイプは机を拳で叩いた。
「我輩がいながらポッターと出かける気か!?」
「ってかハリーと2人で行くわけじゃないし!!」
ムカッとも勢いよくソファから立ち上がる
「だがっポッターと行く・・」
「まあ・・そうっすね・・ハリー達とです」
しばらく睨みあう2人・・・・張り詰めた空気の中・・・・無言で
沈黙
ひたすら沈黙;
「残念だな・・・」
先に切り出したのはスネイプだった。眉間の皺を緩め、悲しそうな表情には一瞬困惑する。
「せっかく明日はお前と過ごせると思っていたのだが・・・」
フッと淋しく笑うスネイプ。
「セブ・・・」
はキュウッと胸が締め付けられる。
「最近・・・忙しさのあまりかまってやれなかった・・から・・明日は一切の仕事を断ったのだがな・・・」
とソファになだれ込むように座るスネイプ。はあーと溜息をつき額に手を置いて・・・
はどうしようもない罪悪感に駆られた
(セブルス・・・・私のために・・)
もスネイプの隣に座り、彼の手に手を重ねる。悲しそうな瞳でスネイプはを見た・・・
「セブ〜私もね?・・・本当はセブといたいよ?でも・・・」
(友達との約束も守らなきゃ)と言おうとしたのだが!
「・・・・セブといたいよ?」でスネイプの目が光った。
(しまった!!)
とは逃げようとしたがそう思ったときはすでに遅く・・・
「うわっ」
ーとスネイプの腕の中に収まっている。
おそるおそるスネイプを見上げると・・・・
この上なく楽しそうかつ!意地の悪い・・ニヤリという笑みを浮かべているスネイプが・・・
はっはめられたー!!
必死に逃げようとするが男(大人)と女(子供)力の差が大きすぎる。
「本当は我輩といたいのか・・素直でないな」
ぷっちん
「アンタァッ!!はめたなぁっ!!」
もがくを簡単に押さえつけ、にやつくスネイプ。
「ちっきしょー!サギだ!職権乱用だ!ぜーったいホグズミードに行ってやる!!
一瞬でもセブに対して悪いなと思った自分にむかつくわぁっ!!」
と暴れまくるの耳に息を吹きかける。
「ぴいっ/////」
ビクッと固まり真っ赤に染まったの耳に
「行かせはしない」
と囁く。
「くう〜・・明日一番で行ってやるから!」
「それは無理だな・・」
「なんですと!?」
「お前は明日の終わりまでここにいるのだ」
「・・・はあっ?(怒)」
「問題ない。ダンブルドアには我輩の研究の手伝いをさせる口実で許可を取ってある」
「いやいやいやいやいや!大問題!だいたい許可ってなんさ!ってうわああっ!?」
スネイプは軽々とを抱き上げ、寝室へ向かった。
ベッドに投げすてると同時にローブを引く脱がす。は一気に真っ赤になり
「セブ!!いくらなんでもそりゃあ!まずい!やばいって!///
なんかセブって上手そうなうえに手加減しなさそうだし、
しかも終わりなさそうできっとメロメロ・・ってそうじゃなくて!ボケェッ!自分!!!???////」
「安心しろ、優しくする」
「ういっす。・・・・・ってちがうっ!!ちょっ・・まっ・・ぴぃっ!!!」
そして翌日ー
「・・・ん、むぅーーーーー」
「起きたか・・・」
「ふぇい・・・おはようでございまっする・・・・・」
「ふっ・・・・昨晩はよかった・・・・」
「ふぇい・・・・・・・・っ!?」
ガバッ!
は勢いよく起き上がった。昨晩まで着ていたはずの制服は近くの椅子に無造作にかけられ、
自分はスネイプの黒いTシャツを着ている・・・
しかも何だかいつもと体が変。
隣には上半身裸のスネイプが横になりながらを嬉しそうに見上げている・・・・
(やっちまったぁっ!・・・ってかやられた!・・・)
「セブ〜・・・」
少し涙声になるをグイッ引き寄せ、愛しく抱きしめる。
「我輩の大事な宝だ・・・・」
スネイプはの耳に囁いた。
は頬を朱色に染めスネイプの胸元に頭を埋める。
「この・・・自己中教師ィ〜・・・私の大切な宝物だよ・・・・・」
「はっ!やばっ!ホグズミード!!」
「行かせないといっているだろう」
「何言って・・ああっもうっ離せ〜!!!」
「聞き分けの聞かない奴にはおしおきが必要か・・・」
「はあ?そりゃ、セブでっしょ!!って、きゃあっっっつまたあっ!?」
「一日は長い・・・」
「こんの!スケベ教師ィ〜!!!」
「ふぉっふぉっふぉっ、2人とも今頃はラブラブかのう・・・」
なにはともあれ、今日もホグワーツは平和であった。
「平和じゃねえええええええぇぇぇぇぇぇっ!」BY
なんか今回はちょっとギャグ路線です(刺)
自己中な教授に食われます。しかっもダンブルドア校長は全てお見通しさv
こんな内容になってしまって申し訳ないです!夏野様!!(土下座)
このドリームは夏野様のみお持ち帰りできます