きさ姐へのキリリク
















「LOVEラブ度にご注意!」
































「おおっと!ここでグリフィンドールの防壁!!
チャーリー・ウィーズリー!!見事な箒さばきです!」



グリフィンドール勢からは大きな大歓声が沸き起こった。
スリザリンからは怒りの罵声が響く。



クィディッチ両対校試合−
スリザリンのゴールが決まったと誰もが思ったその瞬間、チャーリーがすべるように
旋回し、寸前のところで死守したのである。
再び、グリフィンドールが優勢にたった。

「よーし!いいぞ!チャーリー!」
「さあ!突撃だー!!」

グリフィンドールから大喝采が起こる。
そんな中で不安に表情を曇らせている生徒が一人・・・

「あぁ・・・もう・・・・見てらんない・・・」


その名は
東洋の日本から来た魔女で、スラッとした長身に腰まである明るい茶色の髪・・
そして茶色の瞳・・・その瞳の先にはチャーリーがしっかりと写し出されている。

「あ!またあんな無茶して・・」


はチャーリーと恋人同士。
先ほどから無茶なプレイをするチャーリーをはらはらしながら見守っていた。








試合終了のホイッスルが鳴り響く、グリフィンドールの勝利だ。




豪雨のように沸きだつグリフィンドール。
選手達がゆっくりと旋回してフィールドに降りてくる。
その瞬間、チャーリーがグラッとふらついて着地、その場にへたり座ってしまった。

「チャーリー!!!」

は血相を変えてチャーリーの元へ走り寄る。

「おーー!勝ったぜー!!!」
「バカァッ!!」

いきなり怒鳴るにチャーリーは驚いて目を見開いた。
の目から涙が溢れてくる

「!おっおい!?」
「・・・もう・・・心配したんだからー・・またこんなに大怪我してぇ・・・・」

そう、そっとチャーリーの右腕に手をのせる。チャーリーはあちこち小さな怪我をしていた。
その中でも右腕の怪我が一番酷い。
自分の身を心配してポロポロと涙を流すにチャーリーは
すまないような、でもとても嬉しい気分になった。

「心配かけてごめんな、・・・・もう無茶はしないから・・・」
「本当よ?・・・お願いよ?」
「あぁ・・・・」

そう微笑んで、そっとの涙を拭ってやる。
もやんわりと微笑んだ。





「おいおいおいおいおい・・・場わきまえていちゃついてくれよ・・・・」



2人の頭上で呆れた声がした。
「!にっ兄さん!!」
見上げると、チャーリーの兄・ビルが腕を組んで呆れた顔をしてはにかんでいた。
その周りにはグリフィンドール生がビルと同じようにあきれていたり、はやしたてたり・・・・
2人は顔を真っ赤にさせて顔を見合わせ微笑んだ。





























「うがー・・・持ちずれぇ〜」



夕食の席でチャーリーが呻いた。
クィディッチで右腕を怪我し、包帯でぐるぐると巻かれたため上手くフォークが持てない。
食べ物を口に運ぼうとしても途中で落としてしまう・・・

「くっそー腹減ってんのにー」

それを心配そうに見ていた
ふと何か思いついたようにチャーリーからフォークを取り上げた。


「?・・・・?」
「はい!」
「????・・・ぉお!」


チャーリーの目の前にローストビーフを指したフォークを突きつける。
一瞬わけが分からない顔をしていたチャーリーだが、パッ微笑み
にフォークを持たせたまま、ローストビーフを口にする。

つまり、食べさせてもらったのである。


「うん!上手い!が食べさせてくれると美味さ倍増!!ね!これも!!」

そういってポテトサラダを指差すチャーリー。
はいはいと笑いながらはスプーンに持ち替え、チャーリーの口へとポテトサラダを運ぶ。
にっこりと嬉そうにほおばるチャーリーにもさらににっこりする。

「いやー・・痛いけど・・手、怪我してラッキー!!
に食べさせてもらえるなんて俺、幸せ〜!!」

「もう・・・わざと怪我したら知らないわよ?
あ・・・口にソース付いてる」


そういって、チャーリの口の周りを優しくナプキンで拭き取る。










「あー・・・・・お2人さん・・・・」


2人の向かい席でビルがフォークを持ったまま、頭を抱えていた。

「何?兄さん」

不思議そうな顔をするチャーリーとにビルは深い溜息をつく。

「だからな・・・お前ら・・・場をわきまえていちゃついてくれよ・・・ったく・・・
こっちの身が持たない・・・・・」

そうビルが洩らすと、周りにいた生徒達がチャーリーにくってかかってきた。

「そうだぞ!チャーリー!」
「だいたい、なんでお前だけ!俺だって怪我したんだぜ?食べづらいよ〜〜!!」
「ったく許せねえ〜!なんでもお前がの彼氏なんだよ!」

数人の生徒が2人を囲む。その中には女子生徒もいたり・・

「そうよ!チャーリー・ウィズリー!お姉さまに食べさせてもらうなんて百年早いわ!」
「その手にフォーク括りつければいいじゃない!」


一瞬呆気に取られていた二人だが−

「んだと!こら!は俺の彼女だ!誰がお前らに食べさせてやるもんかよ!アホが!!」

チャーリーはガバッと立ち上がり、くってかかってきた生徒たちを睨みつける。
一瞬ひるんだものの相手も簡単には引き下がらない。
とうとう、口論になってしまった。
おろおろと止めに入るが皆「は黙ってて!」と言われる始末。

とチャーリーは恋人同士だが、彼女の人気はとてつもなく高い。
大変面倒見がよく、とても優しく頼れる人物として同寮生のみならず、他寮の生徒からも
信頼されている。男子生徒はもちろん女子生徒からも「お姉さま」として崇められている。

は困って目の前でおもしろそうに傍観している、ビルの肩をチョンチョンつついた。

「ん?どした?」
「ね、ビル・・止めてよ・・・・」


「お願い!」とビルの顔を覗きこむ
そんなの仕草に一瞬頬を染めたビルだが、何か思いついたようにニッコリと笑って

「じゃあ・・・!俺にも食べさしてくれよ!!」

と笑顔での前にフォークを突き出す。
は「そんなんで止めてくれるの?」というような怪訝そうな顔をしたが
そろそろとローストビーフをビルの口へと運んだ。
ビルは嬉しそうに微笑むとパクッとローストビーフにかじりつく。





「あー!兄さん!!何やってんだよ!」




ふとを見たチャーリーが声を上げ、のもとへ走ってきた。
ビルは勝ち誇ったように笑うと手をヒラヒラさせばがら席を立つ。

「な?止まっただろ?口論」

そうにウインクすると大広間から出ていった。
呆気にとられている。チャーリーはムッとした表情でビルの後ろ姿を睨む。

「まったく!人が目離すとすぐこれだ!もだぞ?
俺以外に食べさせないでくれよ・・・・・」


はごめんごめんと笑って、チャーリーの口にプティングを運んだ。
チャーリーはニッコリと微笑んでプティングを口にする。
周りの叫び声もなんのその。
2人は楽しく夕食を過ごした。



























おまけ




「ふぉっふぉっふぉっ・・・若いっていいのう・・のう・・・ミネルバや・・・・・」


教員席で事の始終を見ていたダンブルドア校長が、スプーンにストロベリーゼリーをよそい
マクゴナガル先生の目の前に突き出した。マクゴナガル先生は頬を染めて微笑み

「いやですわ・・アルバスったら・・・・・・」

そうゼリーに口をつける。



その隣で頭を抱えた教師が約一名・・・・・

「・・・・・どいつもこいつも・・・・・・・」

スネイプは眉間に皺を寄せ深い溜息をついた。

「ん?何?セブルスも食べさしてほしい?ほら!」

その横にはイタズラっぽく笑ってスプーンを手にするフーチがいたり・・・・

「・・・・・・・・遠慮する・・・・・・・」






とチャーリーラブラブっぷりに魅せられると大変かもね?














2100ゲッター水槻きさら様に捧げるチャーリー夢!
なんかこう、逆ハーとか欲求不満とかいってたら・・
こんなんなってしまいました・・・(滝汗)
どこが「綺麗なお姉さん」チックなんだろう・・・
はう・・・ごめんなさい・・・・!!

このドリームは水槻きさら様のみお持ち帰りできます。