羽麿様へのドリーム
「恋人は策略家?」
「何よ!ちょっとフレッドとジョージと一緒に楽しく話してただけじゃない!!」
「我輩以外の男に、むやみに笑顔を向けてほしくないものだな。」
「それってずいぶん勝手じゃない?」
「ふん、何とでも言え。は我輩にだけ笑顔を向ければよい」
「こんの!傲慢!自己中教師!もう知らない!!」
そう吐き捨てはスネイプの部屋から飛び出していった。
はグリフィンドールの7年生。
とても明るく、かわいらしい生徒。そしてあの自寮贔屓で有名なスネイプと秘密の恋人同士・・・・
なのだが今、派手に喧嘩してしまった。
原因は昼食の時間、同期のフレッドとジョージと楽しく話してたこと
スネイプはがフレッド・ジョージと楽しくしてたのが気に喰わなかったらしい
「先生、勝手過ぎだよ!!」
なぜ、あんな教師を好きになったのか・・・今になって疑問に思う・・・・
翌日は、魔法薬学の提出するレポートで解からないことがあったので、
図書室へと足を運んだ。本来ならば魔法薬学の教科担任でもある恋人に聞きに行くのだが・・・
今はそんな気分じゃない・・・・魔法薬書の陳列棚へと向かうと・・・・
「げっ・・・・・・・・」
「「げっ」とはなんだ、。グリフィンドール1点減点」
そこには昨日喧嘩した相手−スネイプが本棚によりかかりなにか調べものをしていた。
ふと見るとスネイプの手にはが探している本で・・・・・
は躊躇しながらもスネイプの元へ歩み寄る。
「あの・・・先生が今読んでいる本を借りたいのですが・・・・」
スネイプと目を合わせようとしないの態度に、眉を顰めながらもスネイプは何か企んだような笑みを浮かべた。
「ほう・・・・これに用があるのか・・・・さては先日出したレポートかね?」
そう本をパタンと閉じ、軽く持ち上げながら聞いてくる。意地悪く笑う姿にムッとしながらも
「そうです」と静かに頷く。
「だから貸してください、先生」
いまだ視線を合わせようとしないにスネイプは少し腹立たしい気分になった。
(そんな態度なら・・・・)
「残念だが、これは我輩が今借りるものだ。またの機会にしてはどうかな?」
「そんなぁ!!」
とようやくスネイプの目をみた。困った顔がスネイプをさらに意地悪くする
(おもしろい)
「困りますよぉ・・・・・レポート明日提出じゃないですか・・・空欄で出しますよ・・・・」
「ふむ・・・それではミス・のレポートはやる気なしということで、後日処罰を与えよう」
「・・・・・・いじわる・・・・・昨日のことまだ根に持っているんでしょー!」
「ふん、なんとでも言え。この本がなければは得点なし・・下手すれば落第か・・・残念だな」
「!!!ちょっ!もし、ほかの子のレポートが空欄だったらどうするのさ!」
「減点だな」
「じゃーなんで私だけー!!」
そう頬を膨らませるの姿があまりにもかわいくて、思わずククッと笑う。
そんなスネイプにますますむくれる。
「職権乱用だ!個人的な感情持ち込むなんてサイテー!!」
スネイプは笑ったままの横を通り抜けた。
そっとに耳に
「この本が見たかったら、我輩とのことを校内にさらすことだな。そうすればお前に余計な虫がつかない」
そう呟いて。
は吹っ切れたようにスネイプを睨んで
「こーの!陰険!!あーもう!むかつく!
なんであんたなんか好きになったのか自分に腹が立つわ!!
口が裂けたって誰があんたと
付き合ってるなんていうもんですか!!!」
「すでに言っているではないか?」
スネイプは笑いをこらえながらを眺めた。
訳がわからず??マークを頭に飛ばす。
図書室にいた全員が口をあんぐり開けながら2人を見守っている。
「・・・・!!??はわあっ!!!」
慌てて口を押さえるが、時すでに遅し。
おそるおそる図書室を見渡し
「ばっちり?聞こえた?」
と図書室にいる生徒達に問いかけた。
生徒達や司書のマダム・ピンズはにっこりと微笑み
「ええ!もうばっちり!vv」
と、グッvと親指を立ててみせる。
そんな周りの反応には一気に頭が真っ白になった。
スネイプは満足げに微笑みながらの肩に手を回し、の額に軽くキスをする
そんな光景を目の当たりにし黄色い歓声を上げる女子生徒達とマダム・ピンズ。
男子生徒は恐怖のあまり固まっている・・・
「では・・・我輩の部屋に戻ろうか?」
そう固まってしまっているをヒョイと軽々と抱きかかえ、スネイプは図書室から出て行った。
後には女子生徒とマダム・ピンズのきゃあきゃあとした声が響いていた。
翌日にはスネイプとが恋人だったことが一気に校内を駆け巡り、
ご機嫌なスネイプと頭を抱えたの二人の姿に発狂する生徒(おもに女子生徒と女性教師)が
2人を見守っていた。
「よ・・・何をそんなに落ち込んでおる。もう何も遠慮することはないのだぞ?」
「・・・・・先生・・・・もう・・なんか全て先生に仕組まれているようで・・おいら・・もう・・・」
「。これからは我輩のことはセブルスと呼びなさい」
「・えぇ!?・・・・セッセブルス?」
「何かね?」
そう優しくに問いかけるスネイプの色気に、桃色の溜息とともに失神する女子生徒と女性教員が続出、
医務室が大変混雑したのを2人は知る由もなく・・・・・・
3800ゲッター羽麿様に捧げる教授夢
強気な教授でギャグ風味ということで・・ギャグってますかね・・・(汗)
強気ってか自己中な教授に振り回されてるヒロイン・・・
ヒロインが哀れですな・・・
このドリームは羽麿様のみお持ち帰りできます