外は雪が降り積もり、正に冬真っ盛りというホグワーツ。
生徒達は、寒さに震え、皆暖かい談話室で思い思いに過ごしていた。
ほとんどの部屋には、暖炉に火が赤々と燈り、外とは比べのにならないほど暖かい。
しかし、唯一寒いところが一つあった。
静かで暗い地下室。
だが、それは人のいない教室だけ。
奥の部屋から、楽しそうに談笑する少女の声が聞こえる。
くせっ毛
「う〜ん・・・」
ホグワーツ魔法魔術校、教授セブルス・スネイプの恋人、・は唸っていた。
は、スネイプのいる研究室に来たものの、スネイプが仕事をしていたので終わるのを待っているのだ。
しかし、背後で奇妙な声が聞こえてくれば、スネイプはそちらが気になって仕事が手につかない。
スネイプは、仕事をするのを諦め、イスから立ち上がるとの隣りに座った。
移動したスネイプに、は不思議そうに聞く。
「あれ?仕事終わったんですか?」
「いや、休憩だ。後ろで、うんうん唸られては、気になって手につかん」
スネイプの言葉に、は照れくさそうに少し笑った。
「あはは、ごめんなさい」
「まぁ、いい。それより、何をそんなに唸っていたのだ?」
不思議そうに尋ねるスネイプ。
するとは不満げに頬を少し脹らませて言った。
「髪ですよ、髪」
「髪?」
何のことやら、と眉を少し顰めるスネイプ。
すると、は言った。
「私は、スネイプ先生みたいなストレートがいいんです!」
「何故だ?」
「・・・だって、私の髪 くせっ毛じゃないですか」
そう言うと、はムッと膨れっ面になった。
なんだ、そんなことかとスネイプはフッと笑った。
「・・・何笑ってんですか」
少々怒り気味に言う。
スネイプは、の髪を一房手にとった。
そして、その髪に口付けた。
「・・・!」
突然のスネイプの行動に、は固まった。
見る見るキリサの顔が赤くなっていく。
の反応に、スネイプは微笑み、の耳元で囁いた。
「我輩は、この髪が好きなのだが?」
耳もとで囁かれ、スネイプの息が耳にかかる。
赤かった顔が更に赤くなっていく。
心臓は、もはや破裂寸前というほどに大きく脈打っている。
「我輩の髪と違い、柔らかいの髪が我輩は好きなのだから、ストレートになってしまっては残念だ」
「・・・な、なんで、この髪が好きなの?」
いまだ心臓は早く脈打っていたが、は聞いた。
「一番は、、君の髪だからだ。もう一つは・・・優しい感じがするからだ」
そう言うとスネイプは、そっぽを向いてしまった。
今までの経験から、スネイプが照れているのがわかってはクスッと笑った。
この髪も、なかなかいいかも
そう思っただった。
−END−
+あとがき+
今までで、一番短いかも・・・・?
しかも、冬の設定意味ないし!!(汗)
多分、の髪がストレートになっても、教授はそれはそれでいいのでしょう。
一番の理由は、の髪だから、ってことですからネ!
休止解除記念、ってことでフリー夢です♪
お好きにお持ち帰りくださいv
けれど、連絡くれたら嬉しいので管理人を喜ばせてみたい人(?)は、メールかBBSへ!
それでは皆様、これからもよろしくお願いしますv
2004.3.28.水無月 沙柚李
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へへっへっへへへへ(不気味な笑い辞めろ)
スネイプ先生かっこいいです・・言葉の一つ一つが!!(><)
自分もかなりクセっ毛で、自分の髪って大嫌いで;なのでこのドリームを
読ませていただいた時は、もうヒロインさんにすっごい共感してしまいました。
フリーということで、意気揚々と持ち帰らせていただきましたv
大事にさせていただきます!!