母親登場

























「セーブールースー!!!」




ガスッ!






スネイプは雪の上に倒れこんだ






































「最強伝説」



























「!!!スネイプ先生!!!」


あまりにも突然なできごとに、はなぜスネイプが倒れたのか一瞬わからなかった



雪の上に倒れこみもがき苦しむスネイプの姿には一気に血の気が失せる。

「先生!大丈夫!?・・!!血出てる!!」

そう慌てて、ポケットからハンカチを取り出し、スネイプの口端をそっと拭く・・
ハーマイオニー達もの元へ駆け寄ってきた。

!大丈夫!?巻き添え食らわなかった!?」
「そうだよ!陰険はともかくが怪我したら!!!」
「先生・・・いいザマですね・・・・・・(にやり)」
〜・・・先生も大丈夫ですか?!」


上からハーマイオニー・ロン・ハリー・ジニーと口々にに怪我がないか調べる。
ハリーの言葉がものすごくドス!黒い気がしますが今はそんなことにかまっている暇はありません!!
それぞれ、言いたい放題いう生徒にスネイプはハーマイオニーたちを睨みつけた。

「ほぉ・・覚えてろよ貴様ら・・」

そんな彼らの頭上で高笑いが響いた。


「あははははははー!!!だっせー!セブルスー!!」

スネイプに回し蹴りを食らわした女がお腹を抱えて笑っている。
ハリーら四人は不思議そうにこの女性を見上げたた。

「ったくさーあんた地下に篭りっぱなしだから、回し蹴り程度で倒れるんだよっ」



いや、あなたの回し蹴りは威力凄そうです。誰でも倒れます



ハリー達は心の中で反論してみた。
一体この人は誰なんだろう・・・・
そう再び思ったとき、が口を開いた。

「なんてことするのよ!先生が大怪我したらどうするの!お母さん!



お母さん?



ハリー達は口をあんぐり開けて固まった。


この・・なんかぶっ飛んでそうな人が・・・のお母さん?
あぁでも、黒い髪の東洋人でどことなくに似ている・・・笑った時の顔とか・・・
お母さんと呼ばれた女性はにニッコリと微笑む。

「何、一つのスキンシップよ!昔のダチへのねv」
「誰がダチだ阿呆が」

ようやく痛みが引いてきたのか、スネイプはヨロヨロと立ち上がり、その女性を睨みつけた。

「凶暴さは相変わらずだな、ナツキ。少しは娘を見習ってしとやかにしてみたらどうなのかね?」

そう冷たく言い放つとナツキと呼ばれた女性は、ニッコリと笑って・・・・消えた。

「何!」

スネイプが驚くのも束の間。後ろから両腕を何者かに捻り上げられ、うめき声とともにその場に膝をつく。
そこにはスネイプの目の前にいたナツキが一瞬でスネイプの後ろを取っていた。
ギリギリと腕を締め上げるとスネイプはさらに苦痛の声を濃くする。

「ぐあっ・・・はっ離せっ・・・」
「んー・・私凶暴だからさぁvv・・・・」

ナツキは遠い目をしながら一向にスネイプの腕を離そうとしない。
は青ざめてナツキの腕をスネイプから引き剥がそうとする。

「おっお母さん!やめてよぉ〜!!」

半分泣きモードのにナツキは顔をしかめた。

「んー・・・そんなの顔は見たくないわね・・・」


そうナツキが腕を離そうとした瞬間、

「え・・うわっ!」

スネイプが何か呪文を唱えた。その次の瞬間にはナツキはなにかすごい強風にあおられたように6メートルほど
飛ばされた。が、地面に叩きつけられることはなく、ナツキはひらりと空中で回転するとスタッと軽い音をたて、
地面に着地する。

「やるじゃなーい?セブルスv」
「ふん」

ニコニコと微笑むナツキに眉間に皺を寄せ睨みつけるスネイプ・・・・

「んじゃv第2ラウンドといこっかねv」
「ほぉ・・・・望むところだ」

ナツキはゆらりと立ち上がり、スネイプはザッと杖を取り出した。
お互い睨み合い、沈黙を保つ・・・

















「へくちっ」





















ジニーが寒さでくしゃみをした。
それを合図といわんばかりにカッと2人は目を見開き、互いに向かって足を踏み出す。





「やめなさーい!!」


の大声でスネイプとナツキはビクッと固まった。
ハリー達も一瞬で固まってしまった。
 

?」


皆が一斉にを見るとむうと頬を膨らませて怒っているの姿が・・・・
怒っているのだが、それ以上にかわいさが浮き立ち一気に張り詰めていた空気が解かれる。

「もー!やめてよ!先生も!お母さんも!!2人が争う姿なんて見たくないよ!!」


キッと涙目で睨むにスネイプは申し訳ない気持ちになった。
杖をしまうと、落としてしまった薬草の箱に手を伸ばす。薬草を拾い終わると、
「すまなかった・・・」との頭を撫で、城へと歩いていってしまった。

「あう〜〜ごめんね・・・お母さん大人気なかったわ・・」

まるで自分の母親に許しを乞うように、の顔を覗きこむナツキ。
しばらくナツキを睨んでいただが、クスッと笑うとナツキに抱きついた。

「お母さん!へへ・・・って、どうしてここに?」

は不思議そうにナツキを見た。
ナツキは少し考えて


「うーん・・・ちょっとねー・・・・校長先生に用があって」
「ふーん・・・・・・あ!そうだ私!スネイプ先生の所で実験のお手伝いするんだった!
お母さん!まだここにいる?」
「えぇ!夜までいるよv」
「そう・・じゃ!あとでね!」

そういうとはスネイプの後を追いかけるように城へと走っていった。
ニッコリとを見送っていたナツキだが・・・・・・


ニッコリからニヤリと笑いが変わった



「ふふーさあてv」



何か企んでいるような笑みを浮べ、ナツキも城へと歩いていった。










父親に引き続き、母親登場!しかもかなりぶっ飛んでます!!