三大魔法学校対抗試合



















「三大魔法学校対抗試合・・・トライウィザード・トーナメントって何?」







「ぇえ!?」







































「好きな人」







































夕食の時間、ポツリと呟いたにハリー・ロン・ハーマイオニーそしてフレッドとジョージらが驚愕の声をあげた。





「「何たることか!我が愛しの姫は三大魔法学校対抗試合をご存知でない!?」」





大げさにやれやれと首を振る二人に少しムッとして、は口を尖らせた。





「ク・・クィディッチのことだってことはわかるもん!明日来る人達もそのために来るんでしょ!?」







頬を膨らませながらワタワタと反論するがあまりにもかわいくて、

フレッドとジョージは声を出して笑った。

さらに「むー」とむくれるに気づき手をヒラヒラさせながら





「ごめんごめん!では!そんな姫のために!」





「僕ら2人が教えて差し上げましょう!」







「「手取り足取り!!」」



















バキィッ!!









そこですかさずハーマイオニーの強烈な辞書パンチが炸裂し、

フレッドとジョージは白目をむいてテーブルの上に突っ伏した。

さすが!ハーマイオニー!分厚い辞書をいつも持ち歩いているのはそのためなんだねvv







「全く・・・油断も隙もありゃしない!」



「ね、ハーマイオニー手取り足取りって?」





そう不思議そうに聞いて来るにハーマイオニーは少し眩暈を覚えた。



「あのね、。あなた少し自分のこと自覚した方がいいわよ?」





ただでさえが大広間に入ってくるだけで、いつも視線がに集中するのに、

は全く気がづかないのである。熱烈なアプローチをしてくるのはまだフレッドとジョージのみに

とどまっているが水面下では実は壮絶なバトルが繰り広げられたりしているのも事実で。

それなのに最近のは毎日のようにスネイプの所に行くし・・・・

その帰り襲われたら・・・・・・


そんなわけで実はハーマイオニーは内心ハラハラしているのである。

だけどやっぱりそんなこと知る由もない





「え?自覚って何の?」





首を傾げながら聞いてくる始末。

ハーマイオニーは「これはダメだわ」と溜息をつきながらものかわいらしく首を傾げる姿に

釘付けになった。







「いいわ、。私が教えてあげる、三大魔法対抗試合とはね・・・・・」









































「へーそれでその試合のために明日、対抗する学校が来るんだ〜」



「そういうことvもこの「偏見に満ちた、選択的ホグワーツの歴史ーいやな部分を塗りつぶした」を

読むといいわ!とくに!ここよ!」





ハーマイオニーの表情が急に活き活きとして、反対にハリーとロンは顔を顰めた。

しおりをはさんであるページには[屋敷しもべ妖精]と書かれている。

ハーマイオニーから本を受け取り、読み始めたにキラリとハーマイオニーの目が光る。





、その本はあなたに貸すわ!近いうちにともに行動を起こしましょう!」





そう興奮気味のハーマイオニーに「何だろ?」と首をかしげながらは本を閉じて自分のカバンに入れた。

せっかく借りたのだから部屋に帰ってゆっくり読もうと・・夕食のプティングに手を伸ばした時、









「ねぇねぇ!!好きな人いる?」





の左隣にいたジニーが突然聞いてきた。





ぶはー!





グリフィンドール席のあちこちで食べ物を吹き出し、熱い視線がに集中する。

隣接しているハッフルパフ・レイブンクローの生徒にも聞こえたようで、ちらちらと様子を伺っているようだ。

そんな落ち着かない様子にスリザリンの生徒も気づいての様子を伺っている。

はというといきなりそんな質問をされ、目を真ん丸くして固まってしまった。





「え・・・ええ?ジニー・・・すっ好きな人って・・・」





「うん!好きな人!教えて!!」







明らかに動揺しているにもはや大広間いた全員が聞き耳をたてていた。



全員・・・・ということはもちろん教員席も入るわけで・・・・

ダンブルドア校長はニコニコしながら耳をぴくぴくとわずかに動かしている。

どうやら、の声がよく聞こえる呪文を使ったらしい。

普段は厳しいマクゴナガル先生も何やら楽しそうに微笑んでいる。





そして、そして!おそらく教員の中で一番聞き耳を立てているであろう人物

スネイプ先生は・・・・眉間に皺を寄せ、テーブルに肘をつき、手を組んでを凝視していて・・・



すっごーく気になるのはわかるのですが教授!大広間の中で一番あんたが怖い顔してますです!













「ねっねっ!教えてよ〜!」



大広間にいる全員が心の中で



「よくぞ聞いた!ジニー・ウイズリー!」とガッツポーズを取りながらも

もしその相手が自分だったらと期待に胸を膨らませた。女子生徒も・・・・(え)

そして、それが違う相手だったら・・・



そいつをボコす!





ホグワーツ全員が一つとなった瞬間である。凄いぞ!ホグワーツ!!

しかし、おなご一人で一丸となるところが凄い!もっと別のことで一丸となれよ!







は困った顔をした・・・





好きな人って・・・・・・













「・・・・・・・・・・ジニー・・・・・・・・・・」





ポソッと呟いてジニーを見ると、ジニーは満面の笑顔をを浮べに抱きついた。

唖然とする大広間・・・・だが・・





「でしょ?ハリー・ロン・ハーマイオニーも大好きよ?それにフレッド・ジョージ!ネビルに・・・・」





次々と名前を言うに大広間は固まるだけ・・・それでも名前を出された生徒はにやけ顔で嬉しそうで・・





「・・・校長先生に、マクゴナガル先生!それに・・・スネイプ先生!皆大好きよ!?」





と一気に名前を挙げてニッコリ笑うにハリー達は苦笑いをした。









まっらしいや・・・








それでもいつかは!自分の名前だけ言わせてやると固く心に誓うのであった・・・・









「ふぉっふぉっ!聞いたかの?ワシのこと好いてくれているようじゃvvv」



ダンブルドアは嬉しそうに、半月眼鏡の奥でニコニコと笑った。

マクゴナガル先生も少し頬を染め、



「かわいらしい生徒に好かれるなんて光栄だわvv」



と優しく微笑む。一方スネイプはというと、







何もなかったように、いつものように不機嫌そうに食事を取り始めた。

奥歯で笑みがこぼれそうになるのを必死で抑えながら・・・・・・・

そして再び、のんびりとした夕食時間が戻ってきた。

ただ、一人をのぞいて・・・・



























































・・・僕の名前出さなかった・・・・・」





悲しそうに俯くドラコの姿がスリザリンにポツンとあった。































































「あっ!ドラコの名前出してなかった!」





思い出しようにが声をあげたのはグリフィンドール寮に戻ってきてからのこと















なんか・・最近ハリー達との会話がないなと(笑)

ただそれだけです(笑)何気にドラコがかわいそう?