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「争奪戦、開幕!」

















































翌朝、は少し重たい気分で目が覚めた。

早い時間らしくハーマイオニーはまだ深い眠りのよう・・・・

はベッドの上で胡坐をかき、昨晩の事を思い出した。
新任のムーディの事−

外見ではない・・・体の内側から流れる気には恐怖感を覚えた。

[に聞いてみようか・・・・]そう思ったが、のベッドのサイドテーブルでゆっくり寝ているの姿を見て、

やめることにした。優しくの頭を撫でてから制服に着替える。





そして皆が起きてくるまで談話室で本を読むことにした。

まだ魔法界のことを良く知らないにハーマイオニーが自分の本を貸してくれたのだ。

何も分からないまま飛び込んだ魔法の世界ー

ほとんど両親達の強制で来たけど自身、新しい世界に心が踊ってしまう。

ムーディのことはその内わかるだろう。

今はとにかく!







ホグワーツ生活楽しもう!

















やがてガヤガヤと生徒が降りてきて、に挨拶する。

のきのせいだろうか?

挨拶すると相手の顔が真っ赤になるのだ。

は気づいていない、自分の笑顔がどんなにかわいいことを!。

そして、ハリー・ロン・ハーマイオニーと朝食をとるため大広間へ向かった。























































「みゅ〜このスープおいしい〜vvv」



































のこの一言で優雅で甘美な朝食は戦場と化してしまうのである。





口元にちょっぴりスープをつけたままの笑顔に−・・・・













ハリー・ロン・ハーマイオニーはもちろん、さっきまでなにか討議していたフレッド・ジョージにリー・ジョーダンをはじめとするグリフィンドール生。

スリザリンのエリアからは特に!某家の少年と腰巾着二名。そして他の寮からも











熱い視線が!









「朝からかわいい顔しちゃってたまんねえよvv」(オヤジな発言しない!レイブンクロー6年男子生徒A!)

「口についたスープ舐めた〜いv」(変態!)

「「微笑みの姫君は今日も僕らに微笑んでくださった!」」(いや、お前らじゃないだろ)

「おのれ・・・なんで彼女がスリザリンじゃないんだ!」(諦め悪いね〜)

「ああ、今日から俺は彼女の笑顔で生きて行こう!」(勝手に妄想こいてろ)







−とこの場にがいなくて良かったね君たち!!

そんな大広間のほとんどの人間・・・じつは亡霊も含んでますが・・・

目をギンギラギンに輝かせている光景を





教師陣席から見守っている校長先生・・・・





「ふぉっふぉっふぉっ・・子供達は朝から元気がいいのう・・・のう?セブルス・・」



と顔をほんのり赤くさせ固まっているスネイプにウインクを投げる。



「!?・・・まっ全くですな・・!」



スネイプはハッと我に返り少し慌てた口調で答え、紅茶を口にした。

そんな様子をダンブルドアはニッコリと見つめて・・・・







(ふぉっふぉっふぉっここにも春が訪れそうな人物がおったわい)







校長先生何かとても楽しそうです。



























「もう〜ったら口についているわよv」



と、ハーマイオニーが布巾での口を拭く。



「みゅ〜?」



トーストを手にしたままハーマイオニーにおとなしく口を拭かれている

集まるクソ熱い視線!

ハーマイオニーは拭き終わると大広間の観衆に向かって

にっこりと




(は渡さないわよ?)





黒い微笑みを浮かべた。









ピシッ









大広間が凍りついた。





「っく!やばいぞあのグレンジャーが立ちはだかりやがった!」





誰もがそう思った。中にはそれ以上に手ごわいのもいたりして。





「「姫!ご機嫌うるわしゅう!」」





フレッド・ジョージがいつの間にかの後ろに立っていた。

が振り返ろうとした瞬間!











ガバッ!!















「!!??////フレッド?ジョージ?」







は顔を真っ赤にし固まってしまった。

なぜならば2人に抱きつかれたからである。

そして・・・・



















チュッ



















の頬に両側からキスをした。





































ガッターン!!!

















「フレッド・ジョージィ!!!」

「ウイズリー双子ぉっ!!」
















大絶叫が大広間に鳴り響き、その勢いでグラスがいくつか割れた。

多くの生徒が席を立ち拳を握り締めフレッド・ジョージを睨みつけている。

ハリーとロンも顔を怒りで真っ赤にさせ手をフルフルとさせていて−

ハーマイオニーも怖い微笑を浮かべております。はっきりいって彼女の黒い微笑みは怖いです。

珍しくあの!ネビル君もフォークの柄を逆にもち首狩り族並の構え。

末っ子ジニーちゃんも凄まじい形相で双子兄貴を睨みつけております。



テーブルをグリフィンドールから他寮に移しまして−

とあるハッフルパフの日本人学生・ミスターイブキ君は、なにやら「呪い」と書かれた札を取り出し、

とあるレイブンクローの7年生の女子生徒はベーコンに力いっぱいフォークをブッ刺し、

とあるスリザリンのドラコ君は「ウイズリーめ」と憎らしそうに睨んでいる。



おまけとして。教員席の真っ黒すけな魔法薬学教授、推定35・6歳・独身のお方も手にしていたティ−カップを

粉々に砕き眉間に皺を寄せ捲くり「減点」と呟いている・・・・







フレッド・ジョージは「へへん!」という得意げな笑みを浮かべたまま、いまだにに抱きついている。

抱きつかれたはしばらく固まっていたが・・・



















「ふ〜フレッドとジョージィ〜・・日本人にはおはようのキスは強烈だよ〜///」













はい?









この言葉に全員が固まった。

どうやらは彼らのキスを挨拶と思っているらしい。もちろん2人は愛情炸裂のキスだったのだが。

は何もなかったようにトーストをかじった。

















フレッド・ジョージ見事玉砕。

この後、ハーマイオニーに黒い微笑み向けられ、胃がきりきり痛んだとか。




















結論−

は幸せの表情で食事をとる

はちょっぴり鈍感

は笑うと天使のようだ

は頬へのキスは挨拶だと思い込んでいる





















。必ず僕・俺・私のものに!」





















「・・・・・今、メモしていた奴全員要注意だな」







大広間の天井のハリの影ではそう呟いた。


















ははははは・・・

寝起きで打ち込んでたらこうなっちまったい・・

なっなんか、ハッフルパフのミスター・イブキが出てきましたね〜(笑)

出すつもりはなかったのですが!!

そしてそしてやはり!が見張ってました!(笑)





次は教授と対戦してもらいましょうか?