陰陽少女1
「んー・・まずは杖買えってか?」
陰陽少女
はーい!はじめまして!!
私の名前は !14歳の純粋なジャパニーズでっす!!
現在私はイギリス。・・・ダイアゴン横丁っつー魔法使いの世界の商店街?にいまっす!
日本人の少女がなぜ?しかも一人でここにいるかって?
よくぞ聞いてくれました!!
ってチョット聞いて〜?(プロミス〜)
私ってばさ、確かに数時間前まで日本にいたのよ?
私の家はさ、ちょっと聞き慣れないかもしれないけど・・・何百年と続く陰陽師の家なのよ。
何百年と受け継がれてきたどうり、13歳まで陰陽師の基礎?修行があってね。
ついさっき終えたばかりだったの・・・・・・・・・
「よ・・・よく頑張ったの・・・これで一通り我が家の法力・知識を授けたことになる」
「おじいちゃーん・・・眠いからさ、話は後にして?vv」
ごっ!!(ジー様の仙人杖で殴られた音)
「・・・っつー・・いたあーい・・・(泣)」
「お前は辛抱というものがないのか・・・・・」のお爺様は深々と溜息をついた。
「だってさ・・・・最後の「黄泉境穴」の修行、3日も寝てないのよ?」
は「お〜いた」と頭をさすった。
「我慢も修行の内じゃ。いいかよく聞きなさい・・今までの修行は全て基礎に過ぎん」
はお爺様の顔が孫を見る眼差しから・・・家の長の目つきになったのを察して
正座して座りなおした。
「良いか?大切なのはこれからじゃ。我ら陰陽の力をどう使うか・・全ては自身にある。」
「心得ております」はしっかりとお爺様を見つめた。
「陰の力、陽の力・・・この二つの力を使いこなせるまでに何年・・何十年とかかるであろう・・・」
お爺様は一瞬何か言いたそうな顔をしたが、すぐに長の目つきになり口調を強めた。
何かを指しているように・・・・・
「よいか・・・闇に飲まれるでないぞ。己自身の声を聞くのだ。奴の声・・いや闇の声に惑わされてはならん」
(奴・・・?)一瞬は誰だろうと首を傾げたが、お爺様の真っ直ぐをみつめる瞳に
「はい」と静かに・・でも力強く頷いた。
いつか・・・その(奴)と遭う時があるのだろうか・・・・
の頷く姿にお爺様はにっこりと笑った。とても優しい笑顔・・はこの笑顔が大好きだった。
「よし。それじゃ次は隼人の話じゃ」
「えー!!まだあるのー?眠い〜!!!」
ごつっ
後ろから誰かにげんこつを喰らい、は声もなく頭を抱えた。
「っ〜・・・・・」
「まったく・・お前は。次はお父さんのお話を聞きなさい」 隼人・・・のお父上である。
「はい・・・」(本日二度目・・)とは父親の前に向き直った。
「ふむ・・・、まずは修行お疲れ様」と父親が笑顔で誉めたのでは
「へへへ・・」と頭を撫でながら顔を赤らめた。
「そして、ホグワーツ入学おめでとう!」
は?
フリーズしているに父親は封筒を渡した・・・・
裏には英語で「ホグワーツ」と書かれている
そう、それから両親がホグワーツ出身だと知らされ、おじいちゃんはその校長と知り合いらしいんだぁ。
なんでもぜひ陰陽師の私に入学して欲しいということなんだって。途中編入ってやつさね。
それから両親から散々学生時代のことを聞かされたの・・
十数年前に亡くなったらしいが・・・同じ寮だった友人の息子が私と同い年で、その学校に在籍していること。
同期だった男が魔法薬という教科の先生をしていること(この人のことを散々、陰気だの根暗など言ってたけど:)
・・・・・その他いろいろ・・・とにかく早口にまくし立てられ、いつの間にか手続きをされ、下宿先の住所を渡され、
家の敷地内にあるおじいちゃんの陶芸用竈に押し込められ、変な粉を渡され「ダイアゴン横丁といえ!」と脅され(泣)
今。私はダイアゴン横丁にいるのでございます・・・・
「なんかさー・・・・私の言い分・・・ひとっつも言えなかったんだけど・・・ねー?」
「の両親は強引に物事をすすめるからな・・・私も苦労したもんさ・・・」
は肩にとまっている鷹に話しかけた。って名前なの。
なんでも希望でペットを連れてきていいらしくて・・・はしゃべれるし、こちらのことにも詳しいので
ついてきてもらったのだ。いや、両親に無理やりとともに竈に押し込められた・・・のほうが正しいかな?
は深く溜息をついて
「まあ、いいさ。久々のホグワーツ・・楽しませてもらうとするか・・・お嬢様も何しでかすかわからないしな」
「うっわー。ひどーい!って、ホグワーツ行ったことあるの?」
「・・・隼人が学生の時にな」
「ふーん・・・」
「よし・・まずは杖から買いに行こうか」
「はーい!」
の冒険が今始まる。